三重県伊勢市小俣町本町3534番地
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アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が慢性的に起こってしまう疾患です。原因はまだはっきりとはしていませんがアレルギー素因に環境因子が影響して発症すると考えられています。またその根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があります。小児期に発症することもありますが、成人になってから発症することもあります。治りにくい湿疹の場合アトピー性皮膚炎であることも多いですのでまずはご相談ください。治療は日本皮膚科学会のガイドラインにそった標準治療を行います。炎症を抑えるにはステロイド系の外用薬が基本ですが近年新たな外用薬や内服薬、かゆみを抑える注射薬も使用されています。当院では患者様の状態に応じた治療を行います。中等症以上の場合注射薬や内服薬での加療も可能です。また、薬物療法だけでなく、皮膚バリア機能を高めるためのスキンケアも行い、アトピー性皮膚炎になりにくい体に整えていく対策も講じていきます。
誰もが経験するニキビですが、皮脂汚れなどで毛穴が詰まってしまい、その部位に細菌が増殖して炎症を引き起こす病気です。思春期によくみられますが、成人期以降になっても改善せず、ニキビに悩まれている方もいらっしゃいます。大人ニキビの場合は、ストレスや睡眠不足でホルモンバランスが乱れたり、栄養バランスが崩れていることもニキビの誘因となります。炎症が長引いて色素沈着を起こしたり、毛嚢壁が破壊されてニキビ痕が残ってしまうこともあるためお子様でも積極的に治療を行うことをお勧めします。当院では、患者さまそれぞれのニキビができやすい原因を探り、肌質改善を行って、ニキビができにくい肌を目指していきます。保険診療において様々な治療法があり、たくさんの塗り薬、飲み薬があります。その中で、お一人お一人の状態にあわせた適切な治療をご提案いたします。また当院では、自費診療でケミカルピーリング、イオン導入、IPL,ドクターズコスメを取り入れ、保険診療のみでは難しい状態にも対応しております。
一般にいわれるイボの中には、ウイルスで生じるイボとそれ以外のイボがあります。ウイルス性のイボは手足に多い尋常性疣贅、顔などにみられる青年性扁平疣贅、外陰部に生じる尖圭コンジローマなどがあります。ヒトパピローマウイルスが皮膚や粘膜に感染しできるイボです。接触により感染するため誰にでもでき、放置すると大きくなったり、数が増えてきます。足底のイボはたこやうおのめと勘違いされることもありますのでお気軽にご相談ください。当院では液体窒素による凍結療法を中心に患者様の状態や希望によって、サリチル酸ワセリン外用、イミキモド外用、漢方療法などの治療を行います。非ウイルス性のイボの多くは脂漏性角化症といって加齢によるものが多いですがまれに皮膚癌の可能性もあります。病理検査やダーモスコピーによって診断可能です。お気軽にご相談ください。脂漏性角化症は治療の希望があれば液体窒素や手術を行います。
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。このウイルスに初感染したときは、水ぼうそうを発症し、強い痒みを伴う水ぶくれが全身に広がり、発熱なども伴います。その後、1週間程度で発疹が治まって治癒するのですが、原因となったウイルスは体内の神経節に潜み続けています。そして加齢や強いストレスなどで抵抗力が低下し免疫が働かなくなると、ウイルスが活性化し、神経節に沿って帯状疱疹を発症します。なお、神経は左右別々に枝のように伸びているため、体の片側のみ、帯状に現れるという特徴があります。強い痛みを伴うことも多く、早期に治療を開始しないとピリピリとした痛みが後遺症として残ることもあります(帯状疱疹後神経痛)。治療は、なるべく早い段階で水痘帯状疱疹ウイルスを抑える抗ウイルス薬を使用します。顔面の帯状疱疹では目の合併症を生じることがあり眼科も受診していただくようご紹介させていただくことがあります。また頭痛、嘔吐など髄膜炎症状や、片側性だけではなく全身に皮疹がみられる(汎発化)の場合、総合病院にご紹介させていただきます。中高齢の方は事前に帯状疱疹を予防するためのワクチンを接種しておくようお勧めします。ご相談ください。
乾癬には幾つかのタイプがありますが、最も患者数が多いとされているのが尋常性乾癬で、皮膚表面に銀白色のかさぶた状の鱗屑や、赤い発疹ができます。摩擦などの刺激を受けやすい頭部、肘、膝、お尻の部位に発生しやすいとされています。乾癬を発症する詳しい原因は特定されていませんが、免疫の異常によって引き起こされると考えられています。爪の変形や関節炎を生じることもあります。治療は、患者さまの皮膚の状態や関節症状の有無により、ステロイドや活性型ビタミンD3の外用薬や、光線療法、免疫抑制薬や生物学的製剤などによる治療を検討します。
皮膚の一部が蚊に刺されたときのように盛り上がり、数時間~24時間後には跡形もなく消えてしまう疾患です。ある特定の刺激により生じる蕁麻疹と原因が不明な特発性蕁麻疹があり、原因が不明なものが多いです。治療は原因が明らかな場合はその回避と、抗ヒスタミン薬内服です。重症な場合、ステロイド薬や生物学的製剤の使用を検討することもあります。
湿疹とは、皮膚に赤みやブツブツ、小水疱などの発疹がみられるようになり、痒みに悩まされる状態のことをいいます。体内に侵入した物質によってヒスタミンやプロスタグランジンなどの物質が活性化することが指摘されています。とくに、アトピー素因のある方、ストレスが溜まっている方、皮膚のバリア機能が低下している方は湿疹ができやすいと言われています。引っ掻くと患部の状態が悪化し、皮疹の症状を拡大させることもあるので、なるべく早い段階で医療機関を受診し、お薬による治療を受けることが大切です。乳児湿疹は、生後2週間~1歳ごろまでの赤ちゃんにみられる皮膚トラブルです。この時期はお肌のバリア機能が十分ではないため、少しの刺激や摩擦などが原因となって湿疹が起こります。皮脂が過剰に分泌することにより、頭やおでこ、腋の下などに黄色っぽいかさぶたや紅斑などができることもあります。多くの場合、患部を清潔にし適切な治療で治まっていきますが長引く場合にはアトピー性皮膚炎の可能性がありますので小児科や皮膚科受診をお勧めします。
何らかの原因物質が皮膚に接触すると、触れた部分に一致して赤みや痒み、ヒリヒリ感、ブツブツ、水ぶくれなどができることがあります。このなかには、外界物質の一定以上の刺激により誰にでも生じる刺激性接触皮膚炎と、特定のアレルギー物質に対する免疫反応によるアレルギー性接触皮膚炎があります。原因検索にはパッチテストが有用です。お気軽にご相談ください。
カビの一種とされる白癬菌が原因となる疾患です。足に生じることが多いですが、手や体、股の部分などにも感染します。頭部に感染すると脱毛を生じることもあります。かゆみがある場合もない場合もあります。水虫の診断は顕微鏡を使って白癬菌がいるかを検査します。治療は一般的には外用薬で治療可能ですが途中で治療をやめないことが大切です。また爪に生じた場合は内服薬を必要とすることが多く、その際は肝機能障害がないかを採血しながら治療を行います。
昆虫などの節足動物に触ったり嚙まれたりすると、その虫に含まれる毒物などが原因となって皮膚症状が起こります。原因となる虫には、アブ、蚊、マダニ、ノミ、疥癬虫、シラミ、毛虫などがありますが、日常生活でとくに注意が必要なのが「ハチに刺された場合」です。発赤や強い痛みがみられるだけでなく、何度か刺されるとハチに含まれる毒成分に関するアレルギー反応がみられるようになります。これによってアナフィラキシーショックを起こし、生命に影響するケースもあります。このほか、伊勢志摩地区においてはマダニによる「日本紅斑熱」にも注意が必要です。マダニにかまれた後発熱や皮疹が見られた場合には速やかに医療機関を受診してください。
メラニン色素が作られる色素細胞が変性することにより茶色や褐色などの腫瘍ができてしまう疾患です。生まれつきホクロができているケースもありますが、成人期になってから出現するケースもあります。ダーモスコピーによって診断します。見た目だけではホクロの癌と区別がつきにくいこともありますので心配な場合は当院にご相談ください。
やけどは日常的によくみられる皮膚外傷のひとつです。熱湯や高温の金属、化学物質などが皮膚に触れると、その部位の皮膚組織が熱によってダメージを受けます。比較的に軽度のときは患部が若干赤くなる程度で快方に向かいますが、ひどくなると、患部が水ぶくれになったり、皮膚が白色になったりします。やけどの範囲が広いとき、皮膚の奥まで影響が及んだときは、生命の危機に陥ることもあります。軽症と思っていても、数日後に水疱や皮膚の壊死が生じることもありますので、やけどをした場合は、適切な応急処置をするとともに、できるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。糖尿病など末梢の神経障害があると湯たんぽやホットカーペットで低温熱傷といって、深いやけどを生じることもあるのでご注意ください。深いやけどの場合、皮膚移植が必要な事もあり総合病院に紹介させていただきます。
頭髪や体毛が上手く生え変わらなくなり、髪の毛などの本数が減ったり、毛が細くなったり、短いうちに抜け落ちたりする疾患です。全身疾患により脱毛を生じることがありありますのでまずは自己免疫疾患や甲状腺機能異常がないか血液検査を行います。当院では日本皮膚科学会のガイドラインに基づき外用療法、内服療法、光線療法(当院ではエキシマライト)など患者様の状態で治療を選択します。まずはご相談ください。また薄毛治療は自費診療となりますが、必要に応じて検査(保険診療による血液検査)を行った上で、内服薬、外用薬などを提案します。
皮膚腫瘍は大きく良性腫瘍(粉瘤、ホクロ、脂肪腫など)と、悪性腫瘍(悪性黒色腫など)に分けられます。このうち多いのが粉瘤です。皮膚の下に袋状のものができ、そこに角質や皮脂などが溜まってしまう疾患です。良性腫瘍なので基本的には経過観察で対応しますが、細菌感染によって赤く腫れ上がったり、粉瘤がつぶれて膿がでてきたりすることもあるので、必要に応じて手術を行い、切除します。
日光角化症は高齢者の日の当たる部位(顔、手)に好発する上皮内癌です。症状は赤みがかったカサカサや角のようになることもあります。多発することも多く、確定診断は病理検査になります。治療は手術、イミキモド外用、液体窒素治療などです。日光角化症自体は前癌病変ですが、有棘細胞癌が生じることもありますので気になる皮疹があればまずはご相談ください。基底細胞癌は高齢者の顔面に好発しゆっくりと増大しますので悪いものと思わず、出血などがみられるようになってから受診されることが多い、比較的おとなしい癌になります。ダーモスコピーである程度診断可能ですが確定診断は病理検査になります。治療は手術です。
悪性黒色腫はいわゆるホクロの癌です。メラニンを作る細胞が悪性化した皮膚癌の一種です。ホクロの形が非対称、色に濃淡がある、縁がギザギザで整っていない、急速に大きくなる、血が出るなどの場合、お早めに当院を受診ください。また初期においてはこのような症状がなく見た目ではわかりにくいこともありダーモスコピー検査を行います。治療においては大学病院に紹介させていただきます。
皮膚のできものは見た目で良性と思っても悪性の事もあります。幸い皮膚がんは目に見えるため大部分が初期の段階ですので、怖がらずに受診してください。早期発見早期治療が大切です。
多汗症は運動や入浴などの原因がないのに、異常な発汗がみられてしまう疾患です。このなかには、全身の様々な部位に汗をかいてしまう「全身性多汗症」と、手のひらや腋の下など、特定の部位にのみ異常な発汗がみられる「局所性多汗症」があります。このうち全身性多汗症は甲状腺機能亢進症や糖尿病、膠原病、神経疾患、感染症などが原因となり、続発的に多汗症になってしまうケースが多いのですが、一部のお薬、肥満などが原因となるケースもあります。局所性多汗症の場合は発汗を促進させる交感神経のバランスが乱れ、汗の量が増えてしまうケースのほか、一部の皮膚疾患、末梢神経障害などが原因となるケースもあります。治療は原疾患があるときはその疾患の治療を優先することにより改善が見込めます。局所多汗症に対しては近年腋窩や手掌の多汗症に対し有効な抗コリン性作用を持つ外用薬(保険適応)が登場しました。緊張すると脇の汗が増えて困る、テストのときに手汗で困るなどの際はご相談ください。
*当院では保険適応の外用薬治療のみ行っています。イオントフォレーシスやボトックス治療、手術療法は行っておりません。